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Tips: 暮らしも農作業もいっしょくた

農作業は決して楽ではありません。なんでそんな大変なことをやっているのかと聞かれても「好きだから」としか言えません。我が家は兼業農家なので本来の会社勤めのない週末を農作業に当てます。味噌作りこれを楽しみと考えないとできないことだと感じます。暮らしと仕事がいっしょくたの中に楽しみがあるから出来るのだと思います。上の写真は家族総出で味噌作りをしているところです。味噌なんか買ってくれば済みますが、遊びも入っているので「遊び仕事」です。手取り除草無農薬米栽培で最も根気のいる腰が痛くなるきつい作業に手取り除草があります。でも私はこの手取り除草作業が好きです。黙々とやります。腰を曲げての作業でも、(写真のように)使わないほうの手を曲げた膝に乗せると、体勢が楽で疲れない作業法も自然に身につけてきました。こんな些細なことの発見も一つ知恵がついたような気がしてうれしいんです。

農の仕事

稲の育つ環境を作る仕事 ( 秋~冬 )

 私が米作りで最も重要だと考えている仕事です。稲は水に浸かった状態で育ちます。自然の沼の水辺の状態を年間を通じて、出来るだけ長い間、田んぼで再現するようにしています。秋収穫が終わった後、耕さない稲株の残った田んぼに水を溜める冬季湛水という方法です。沼に田んぼの雑草が生えますか?沼には肥料をやっていますか?そんなことをしなくても、イネ科の葦やガマなどは育っているでしょう。これがヒントかなと思っています。
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育苗の仕事 ( 春 )

  種籾を15日ほど水に浸し、芽が籾から少し見える程度に催芽させます。催芽させた種籾は、ビニールハウス内にシートを敷き、水を張ったプールで育てます。プール育苗と言います。出芽した育苗箱を並べ、箱上まで水位を上げれば、好気性の病原菌が生きられず、苗の病気が出にくい無農薬育苗の為の必須の技術です。農薬を使う米作りではこの段階からガンガン、殺菌剤や殺虫剤を使用しています。我が家では一切、農薬を使っていません。
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代かき ( 春 )

  出来れば代かきもせず、昨年の稲株の残る不耕起の田んぼに田植えをしたいのですが、それには不耕起専用の田植え機が必要となります。そこで我が家では普通の田植え機で田植えが出来る程度に地表数センチだけを代かきする半不耕起という方法でやっています。表層を耕すだけの苛酷な環境に植え付けられたイネは野性化し、たくましい姿の稲になります。
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田植え ( 春 )

田植えは家族総出でやります。我が家では普通より苗と苗の間隔をあけて植えます。疎植と言います。植えたばかりの田んぼは、さびしい感じがしますが生長とともに、稲株が横方向に開帳し、密植した場合と大差なくなります。なぜ疎植にするかというと、太陽光が全ての葉に当たり、風や水の通りがよくなって稲が健康に育ちます。また、蒸れにくくなることで病気の発生を抑制でき、倒伏(イネが倒れること)にも耐える強いイネになります。
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生長のお手伝いをする仕事 ( 春~夏 )

 3つの大きな仕事があります。一つは土手の草刈り。田んぼへのカメムシの侵入を遮断する目的で行います。二つ目は深水管理によるヒエ退治です。水を深く保つことで、ヒエの生長を抑制します。三つ目は水田の最強雑草クログワイの手取り除草です。クログワイは地下深くに球根をもち、地下茎で繁殖します。酸素がなくても発芽する水生雑草でもある為、今のところ冬季湛水をしていない田んぼでは地道に手取りしています。
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米を収穫する仕事 ( 秋 )

 今では我が家の周りでも少なくなってしまったはざ掛け天日干しにこだわっています。古くから伝わる天日干しははざの作り方や掛け方が受け継がれており、後世に残したい農作業です。お天道さまの光を浴びて乾燥させたお米はおいしいと言われています。全部の田んぼでできればよいのですが、時間と手間が掛かるので、一部の田んぼで行い、残りの田んぼの米はコンバインにより刈り取り、機械乾燥しています。
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